やぐらとゲーム写真

後のインゲームフォトグラフィー

『DEATH STRANDING』の年間フォトモードで応募した写真の話~3月~

やぐらです。

コジプロでは現在年間で開催されるフォトモードキャンペーンをやっており、選ばれると2025年KOJIMA PRODUCTIONSカレンダーの表紙になるとのこと。

今回も3月のテーマ「植物」に応募したので、その写真を紹介します。

(先月も応募していたのですが、その際のハッシュタグを間違えていたことに数日前気がつきました…)

https://www.kojimaproductions.jp/ja/DSPhotomodeCP

 

今回は「植物」がテーマでした。植物で撮りたい場所というと、真っ先にここ(マウンテンノットシティ付近の森林地帯)を思い浮かべました。今回応募した四枚は全て同じ地域で新しく撮影しました。

一枚目

DEATH STRANDING

まずは一枚、木々の雄大さを出した写真を撮りたかったのですが、ちょうど雨が止んだところでしたので、日が差してぼやっとなった状態も写真に収められるようにしました。

地面には岩があり、岩を画面に含めてしまうとバランスが悪くなってしまうので、うまく木々を中心に収められるポジションを見つけるのに苦労しました。

二枚目

DEATH STRANDING

森林の中に入り、下からのアングルで一枚撮ってみました。意図としては、一枚目よりも全体的に植物的な印象が欲しく、地面に生えている草も写してパッとみて植物感がわかるようにしました。このくらい下からのアングルはインゲームフォトならではのような気がして好きです。リアルだと、カメラを地面スレスレに置かなくてはいけなく、体勢や機材への汚れが気になってしまいますからね。あとはこの視点だと「バグズ・ライフ」的な人間ではない視点のように感じられて、より今回の「植物」というテーマにふさわしいのではないかと考えました。

三枚目

DEATH STRANDING

この写真は、先ほどの二枚目の写真のすぐ近くで撮影しました。別の場所に移動しようと左を向いてすぐに影が良い感じだったので撮りました。

影がより暗くなるように露光を調節していて、影絵やステンドグラスのような雰囲気になるように意識しました。

四枚目

DEATH STRANDING

今回のチャレンジショットです。私はいつも極力キャラクターは写真に入れず、ゲーム内の自然のみを写すようにしています。

ですが気づいてしまったんです。今回のフォトコンテストの受賞作品はほとんど主人公のサムや何かしらのキャラクターが写されています。

受賞作品はカレンダーに採用されるという点や、キャラクターがいてゲームとしての世界観が成立するという視点がこれまで抜けていました。

かといってキャラクターを中心に据えて写真を撮ろうとしても今の私の指は動かないので、キャラクターも自然の一部と捉えて撮影にチャレンジしてみました。

植物に溢れる環境に内包される人工物と敵キャラクターの営みがちょうど良く配置できたと思っています。

もう一つチャレンジしたこと

今回からやってみたことがもう一つがあり、写真をAIに評価してもらうということにチャレンジしてみました。

昨年、カメラマンであり、バーチャルフォトグラファーの横田祐市さんが写真評価AIを作成されています。AIの公開当初に自分で試してはいたのですが、ブログに記事化するのをすっかり忘れていました。

note.yokoichi.jp

今回はこのAIに撮った写真を見せ、その評価で最終的な写真を選びました。

私には師匠がいないので、第三者的な視点でズバズバ評価をしてくれる存在がいません。普段の写真では私の感性で「ナンダコレハ」感のある写真を撮れば良いのですが、コンテストだと誰が見ても良く見える写真が必要です。

今後コンテストに応募する場合、AIに見せて事前に評価してもらうことで自分良がりな写真にならないようにすることができるのはないかと思い、このAIを導入してみました。

もともとリアルの写真用のAIですので推奨された使い方ではないと思うのですが、ゲーム写真でもそこまで変な評価にはならないと思います。

 

yagura-rara.hatenablog.com

 

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